27歳男性が「花束みたいな恋をした」を観た映画感想

映画

こんにちは、Groovin恋愛相談室のアラシ(27)です
普段は結婚相談所のカウンセラーをしています。
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今回は、少し前になるのですが
話題の映画「はな恋」を観に行ったときの感想を書いていきたいと思います。

花束みたいな恋をしたとは(はな恋)

 コロナ過にも関わらず、動員観客数6週連続1位を獲得
興行収入30億円を突破するなど、大ヒットを記録している
若手人気俳優の菅田将暉と有村架純のダブル主演で話題の映画

ストーリー(あらすじ・ネタバレ)

 東京に住む麦(菅田将暉)と絹(有村架純)はそれぞれ友人に声を掛けられて夜まで遊んでいました。2人は明大前駅から帰ろうとすると、寸前で終電を逃してしまいます。
同じく電車を逃した男女と店で飲むことになった麦と絹。すると、押井守が店にいたことで麦は驚きますが、その男女は気にかけずに2人だけで会話を楽しみます。

彼らがタクシーに乗るのを見届ける麦と絹はそれぞれ帰路へ…
絹は押井守がいたことで自分もテンションが上がったと麦に話しかけました。
麦と絹は居酒屋で趣味の話で盛り上がり、彼の家でガスタンクの動画を見ることになります。
絹は途中で寝てしまいましたが楽しんだ様子。

後日、2人はミイラ展に行ったり麦の家で読書や映画鑑賞をして過ごし、
3回目のデートでは「終電までに告白しよう」と互いに意気込みました。
行きつけのレストランで麦から告白し、2人は恋仲となったのです。麦と絹は大学を卒業してフリーターとなり、麦は先輩の紹介でイラストを描いてお金を得ていました。

しかし、徐々に単価が下がっただけでなく、新潟の父から仕送りは止めると言う追い打ちがあったことで就職活動を開始。絹もまた就職すべく簿記2級の資格を取って事務の仕事を始めます。
年が明けて麦の仕事が決まりますが、ベンチャーだったこともあって忙しく日々を送りました。

絹は彼がイラストにも趣味にも費やせる時間が無いことを心配し、2人で過ごす約束より仕事を優先されてしまうことに「またか…」と思うようになるのです。
そんな彼女の態度が気に障った麦は不満をぶつけ、絹もまた現状に納得していないことを語るのでした。

2人の関係がギクシャクし始めたころ、絹は加持という男性から仕事に誘われてイベント系の接客を始めます。麦は彼女がせっかく就いた仕事を辞めたことに納得できず、
「結婚して家にいればいい」と言うのでした。
絹はポロポーズの言い方が予想外だったことにショックを受けます。

その後、麦の先輩が亡くなったり、友人の結婚式に出席したりする麦と絹。
式の帰り道で互いに決心したように別れを切り出そうとしました。しかし、結婚式で楽しいひと時を送り、昔の写真も見返した麦は別れたくないと言い出すのです。
絹も一瞬、迷いが生じましたが別れるべきだと判断。
そうした話を行きつけのレストランでしていると、昔の自分たちのような若い男女に目が留まりました。出会ったことの奇跡、趣味で盛り上がった過去を噛みしめた2人は涙を流して別れることにしたのです。
2020年になって絹も麦も新たな相手と関係を築く中、カフェでばったり出くわします。
特に声を掛けるわけでもなく、背中越しに手を振って互いの道を行く絹と麦…帰宅した2人は昔のことを思いふけるのでした。

感想

・僕が共感したポイント
麦(男性)と絹(女性)に共感したポイントと言えば、
音楽や読書、映画といった趣味・嗜好が合うと嬉しくなるという点です。
一方で、恋人が忙しくなって共通していた趣味の時間が減ってしまったことにより、
悲しく感じる気持ちもわかりました。
「昔は映画もマンガも一緒に楽しんだのに…」と思う絹の気持ちを汲むのと同じくらい、
麦の心理的な変化も納得…彼は仕事において責任感の無い部下などがいたら、色々と思うことがあったのかと思います。
「仕事だから大変とは言わない」という彼は主張しましたが、徐々に追い込まれていくような雰囲気は痛々しくも見えました。
そんな彼の様子を気遣って絹はコーヒーを差し入れしたり、声を掛けたりするのもステキな女性だなと感じたのと、
絹(女性)の自分の寂しさを一方的にぶつけず、大変な時こそ献身的で冷静に対応できるところは、
どこか男性よりも女性の方が大人だなという印象を受けました。

・役者の演技がとても伝わってくる映画
そんな麦を演じる菅田将暉、絹を演じる有村架純の凄さと言えば、演技の変化が伝わってくる点でしょう。付き合い始めてウキウキしていた2015年から、別れるまでの心理的な変化を2020年までに渡り演じ分けていたのがすごいです。
麦は付き合ってから「絹とずっと今の関係を続けていきたい」と考えていましたね。
その際は無邪気さや子供っぽさがありつつ、イラストを描く時は熱心な雰囲気がありました。
一方、絹は麦と好きなものを共有できる喜びを感じ、就職した後は悲しみを表に出さないようにしていたのが印象的。
それぞれの立場の違いから顔つきの変化までが
映画全体を通して良く伝わってきた作品だと感じました。
そして何より有村架純が可愛すぎました(笑)

・ストーリーを通して思ったこと
ストーリー全体から考えさせられたのは「続けること、いつも通り」という恋愛関係は簡単なことではないのだなということです。
生活のためには仕事をせねばならず、そのために自由な時間が減ってしまう…
昔と比較して仕方なく思う麦、前のように楽しむことを諦めたくない絹。
自分だったらどちらに強く共感するのだろうかと考えて見たくなるストーリーでした。
そうして最終的に別れた麦と絹ですが、悲しい終わり方ではなかったのも忘れられません。
それぞれが元カノ・元カレを思い出して終わるラストを見て、恋愛とは決して劇的なものでは無いのだなと感じました。
愛憎の念を募らせて別れるのではなく、
今は「この方が自分も相手も良い」と分かり合って別れる麦と絹のような結末を迎える…

もう少しお互いに余裕があれば違う結末だったのかなと思いました。

まだ見ていない方は、是非観てみてください。

おまけ(劇中衣装)

劇中衣装の展示がされていました( ̄▽ ̄)

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